永田農園「憩茶」レビュー | 静かなひと時に和むお茶はいかが?

憩茶のパッケージ

永田農園と「憩茶」との出会い

休日の昼下がり、食後にいただくお茶はまた格別です。本日は先日「JAPAN TEA EXPO 2025」で購入した、永田農園の「憩茶(いこいちゃ)」をご紹介します。

永田農園は、全国茶品評会で最高賞である農林水産大臣賞を親子二代で受賞した、静岡県島田市金谷の老舗お茶農家さんです。

彼らは茶園の管理から製造まで一貫して行い、特に「深蒸し煎茶」の分野で高い評価を得ています。有名なお茶農園さんのようで、会場でもたくさんの方が試飲されていました。

せっかくなのでいくつかあるお茶の中で、「憩茶」という煎茶(品種:さえみどり)をわたしはおすすめされて購入しました。その際の感想を綴ります。

憩茶の茶葉

茶葉の特徴、淹れ方、そして一杯へ

茶葉は針状でとても細かくなっています。色もかなり深い緑色をしていて、香りも豊かに漂います。「憩茶」以外にもいくつか茶葉が並べられていたのですが、「憩茶」という響きと、実際に試飲した際の印象が好みでしたので購入を決めました。

「日々の生活の中で安らぎや休憩(憩い)を与えるお茶」というコンセプト通り、くつろぐ際に楽しめるお茶として良い選択だと思います。

360KYUSUで淹れる

「360KYUSU」に茶葉を入れ、お湯を注ぎます。淹れ方は一般的な煎茶と同じで特に難しいことはありません。

わたしは低温で淹れたお茶が好みなので、少し低めの温度で淹れました。なお、二煎目は一煎目よりも少し高い温度で淹れるのがおすすめです。緑茶は二~三煎は楽しめるので、よく飲むコーヒーとは違った楽しみがあります。

360KYUSUに入った憩茶

抽出された色はかなり深緑となっており、茶葉の深い色がそのままに現れています。透明度は低く濁りが強く感じられますが、濃厚な緑茶の香りがふわりと香り、部屋を包み込みます。

湯呑みへと茶を移す

湯呑みへとお茶を移します。茶の成分が下へと沈澱すると、少し透明度が上がります。お湯にとろみがあるように感じられるのが印象的です。低温で淹れたのでそのままいただきます。

憩茶と茶道具

味わいの感想とまとめ

口当たりはまろやかで、低温で淹れたこともあり甘さが引き立ちます。しかし、深蒸し(または深煎り)のお茶のためか、苦味もしっかりと感じられるのが特徴です。

まさにほっと和む憩いのお茶です。窓の風景を眺めながら静かな時間を過ごすのにぴったりだと感じました。

「憩茶」に関しては公式のオンラインストアでは見つけられませんでしたが、永田農園さんの他のお茶も素晴らしい品質ですので、ぜひ静かなひと時にお楽しみください。

永田農園

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