上勝阿波晩茶レビュー | 乳酸菌が育む、後発酵茶の魅力。
珍しい乳酸菌発酵のお茶、上勝阿波晩茶をいただきます。
先日わたしが『JAPAN TEA EXPO 2025』へ行った際にいくつか購入をしてきたお茶のひとつ、上勝阿波晩茶を本日はいただきます。
上勝阿波晩茶は徳島県の上勝町と呼ばれる人口1600人ほどの小さな町で生産されています。もともとこの地域に住む方々が自家用として飲んでいた風習があったお茶だそうです。
上勝阿波晩茶は後発酵茶と呼ばれる、乳酸菌発酵による独特な製法で作られていて、風味に乳酸菌独特の爽やかさがあるのが特徴的な珍しいお茶です。
わたしは前知識程度には知っていたので、ぜひとも飲んでみたいと思い『JAPAN TEA EXPO 2025』で試飲をしました。その風味の爽やかさから「ぜひ自宅でも飲んでみたい」と思い購入しました。
茶葉の特徴
茶葉は元の形がしっかりと残っており、かなり大ぶりなのが特徴的でした。一般的なお茶は針状になっていたり、丸まっていたりとあまり茶葉の原型がわからないものが多いですが、晩茶は遅い時期に茶葉を摘むためか(または独特な製法のためか)、茶葉の形がはっきりとわかります。
上勝阿波晩茶を淹れる
実際に晩茶を淹れてみます。
【淹れ方】
お湯の温度の目安は80度ぐらい。
高温で淹れると香りが立ち、低温で淹れると甘味が引き立ちます。
本来は沸かしたお湯(80度目安)を入れてから、その後に茶葉を淹れるのが正しいですが、わたしは説明をちゃんと読まずに茶葉を入れた後にお湯を入れてしまいました。
3〜5分程度したら飲み頃になります。
色は山吹色をしており、茶葉の成分が溶け出しているためか少し濁りがありますが、全体的な透明度は高いと感じます。香りも普段いただくお茶とは違うので、初めて飲まれる方は少し驚くかもしれません。
飲んでみた感想と健康効果
豊かな香りと爽やかな風味がとてもよい塩梅で、とてもおいしいです。独特な味なので好き嫌いはあるかもしれませんが、わたしはとても飲みやすい方だと感じます。
また、乳酸発酵による恩恵として、腸内環境を整えたり、花粉症などのアレルギー症状の緩和にも期待されており、健康茶としての研究も行われているようです。
さらに、カフェインの含有量も通常の緑茶の3分の1と少ないので、カフェインを控えたい方にもおすすめですよ。
興味があればぜひ飲んでみてください。